いつかみらいで

漫画、アニメ、舞台

もののふ白き虎

2015年9月20日12:30公演


特に推しがいたわけではなかったんだけど、内容にすごく興味があったので見てきました〜!もともと新撰組が大好きで『幕末』ってワードだけでテンション上がるし、新撰組おたくとしてはやっぱり会津贔屓になってしまうわけで。斎藤さんと土方さんも出るし、白虎隊なら見ておかないとなあと。


なんかね、すごくいろいろ思っていろんな感情がわーーわって出てきたんだけど、一言で言うと「かっこよく」て「キラキラ」してた。ああ、こういうの好きだなあって思った。


まず初めの殺陣のシーンでかっこよすぎて涙が止まらない。かっこよさの中でこのこ達はこれから死んでいってしまうんだっていう悲しさ切なさが溢れて泣くしか選択肢がなかった。あとここで桜が降ったのかな?その演出が本当にもうやばくて。新撰組も白虎隊も桜がよく似合う。


物語は白虎隊の面々の始まりから終わりまで。悲劇のお話なのに割と明るくて笑いどころもたくさん。白虎隊の面々が少年らしくふざけたり喧嘩したり憧れたり嫉妬したり恋をしたり。本当にただただ普通の少年達。男子わちゃわちゃが好きな人は絶対好きだと思う!彼らが新撰組に憧れてるのすごくかわいかった〜!新撰組大好きマンとしてはあんな風にかっこよく描いてくれてすごく嬉しかったです。物語の中盤らへんかな?白虎隊の面々が土方さんとお酒を飲むシーンが大好きで。そこで白虎隊の1人が土方さんに向かって「僕は近藤さん派です!」って言ったのに対して、土方さんは「奇遇だな。俺も近藤さん派だ!」って答えるの。もーね、ダメだった。泣かせにきてるシーンじゃないんだけど、涙止まらなくて。私の中で新撰組は、近藤さんと土方さんが作り上げてきたものだから、こういうの本当にダメなの。「俺はあの人が大好きなんだ!」って言うと土方さんが大好きなの。新撰組に関しては書いてると長くなっちゃうので、改めて書けたらいいな。


普通の少年たちが時代の流れによって戦いに赴く中で、失恋だったり仲間の裏切りだったり仲間の死だったりいろいろなことがあって。中盤くらいからずっと涙止まらないです。周りもみんな泣いてたな。将軍に忠誠を誓ってた会津藩が朝敵にされるの、何度考えても不思議だし気の毒すぎるし、でもそれがあの時代だったんだなあと思うと救われない気分で胸が苦しくなる。


最期はみんな死んでしまうし、悲劇の物語はやっぱり悲劇。でもこの舞台を見て思ったのは、悲劇だけど悲劇だけじゃないってこと。彼らの生きてきた道には青春のキラキラしたものがあった。真っ直ぐな武士道があった。悲しい最期だけど、悲しいだけの人生ではなかった。真っ直ぐに生きて真っ直ぐに死んでいく武士は最強にかっこいい。かっこいいなんて言葉でしか表せないのが悔しいけど、やっぱりすごくかっこよかった。

私の中の白虎隊は悲しくてつらい悲劇の物語で、白虎隊記念館とかもこわくて行ってもきちんと見ることが出来なかったけど、彼らの人生は悲しいだけじゃない。悲劇だけじゃない。そう思えてなんだか少し救われた気分になった。キラキラしたものをたくさん抱えて、真っ直ぐに死んでいった。それがすごくかっこよかった。


もう1回見たい気もするけど、つらくて苦しいからもう1回は見られない気もする。この舞台を見て本当によかったし、いろんな人に見て欲しい。所謂若手俳優舞台なのがもったいないよ〜俳優興味ない人も是非見て欲しい〜!

公演はもう終わっちゃったのかな?見てない人は是非円盤を!!


もっといろいろ思ったことはあって書きたいことがあったのに今はこれで精一杯なので、頭フル稼動してるときにまた追記したいと思います。



最後に

挿入歌がすごい良くてCDだけ欲しくてあるのか聞いたら、CDはないからDVD買ってって言われました。挿入歌でCD1枚作ってほしい〜



手の届かないもの

友人がはてなブログをやっているのを知って軽率に始めてみた。今まで割と舞台の感想なんかはTwitterに書いてたんだけど、こっちは完全に自分用。気持ちを言葉で残していきたいと思ったので。


とりあえず今日は「手の届かないもの」について。これは俳優だったり漫画のキャラだったりそういうの全部含めてのこと。

私はもう何年も彼氏がいなくてその話をしてたら、それは俳優にはまってるから理想が高いんじゃないか、って言われてそれについて自分で考えてみた。私は確かに所謂若手俳優が好きだし、漫画のキャラなんかはキャラ×自分が大好きなタイプで。でもそれは決して現実に起こり得ることだと思っているわけではなくて。

基本的に手の届かないものが好きなんだと思う。キラキラして見える。それはそのものの存在に自分が一切関係してないから。自分とは別の世界に生きてるものだと思ってるから。だからそのことを考えるとき、自分を一切抜きにして考えられる。手に入ることがないから、安心して依存していられる。

もともと依存しやすいタイプだし常に依存先を探してるような奴なので、安心して依存出来るっていうのはすごく重要。

だからこれは現実逃避でもなんでもなくて、現実を生きていく為の一種の防衛本能なんだと思うんだけど、違うのかなあ?正直自分ではわからないです。ただよく現実見なよと言われるけど、現実を見たうえでその現実に耐えられなくてこういうものに逃げてやっと耐えられてるっていう人間がいることも事実なので、そこは勘違いしないで欲しいなあと。まあこれをいくら言ってもわからない人にはわからないみたいだから、仕方ないのかもしれないけど。

うーん、上手く言葉にするのは難しいし、自分自身矛盾だらけだからごちゃごちゃでまとまらないけど。私はこう思うってのを書けてちょっとスッキリしたから、これからも出来るだけ言葉にしていこうと思います。


次は“もののふ白き虎”について書けたらいいな。